2015年10月26日月曜日

変化する。

フックドラグ始めてます。
秋になって去年まで着ていたセーターとか知り合いの引っ越しの時に貰い受けたウールの生地だとかが大きな紙袋に入ってこの時を待ってました!
この仕事はひどくホコリが出て根気を出さないとならない仕事
季節が良くないと出来ません、

ファンのついたストーブはホコリを巻き上げて部屋中が粉雪が降ったみたいに散らかるし、夏はウールのホコリあかん!かゆいかゆい、じっくりと取り組むことなんて出来ませんのです、だから
そう!今じゃないか、秋が良いのだ、

さて、話が飛ぶけれど、先日榛葉莟子さんの作品展がアートスペース繭で企画され作品が並ぶ
一つ一つの作品にじっくりと時間の経過を感じる、
作品自体に時間がかけられた後が感じられる場合もあるし
長くその物と向き合った時間を感じる場合もあった
とにかく落ち着いた腰のキマった作品だと感じた、

こんな風に作品に取り組むことが出来るのは何故なのか?
どの様に物事を考えればこの様な表現に繋がって行くのか知りたかったし
教えてほしかった、

迷惑だとは思ったけれどちょっと決意して部屋の中に散在している自分の作った作品やエスキース的なカケラまで掻き集めて風呂敷にまとめて榛葉さんに作品を見てもらった、
その中に去年作ったラグもあったが榛葉さんは迷わず裏をひっくり返して「裏が美しい」と言った。

あぁ、そうだった、榛葉さんの一言で時空が変わった、学生の頃造形の先生に言われた事やそれを受けて考えていた事がうっすらと甦ってきた、そうだった、そうだった、榛葉さんは沢山ヒントをくれた、ありがとうございました。その一言ずつを大切に思い出しながらラグに取り組んでみている、

そうだった、そうだった、少しずつ自分の取り組みが変化する、
去年作ったのは「ラグ」
今、作っているのはラグじゃない、まだ「何か?」解らないけど
作品のタイトルだけは決まっている「Lesson・01」練習中である。