2013年3月25日月曜日

サンクリストバル・デ・ラスカサス

サンクリストバル・デ・ラスカサスにはオアハカで知り合ったあきちゃんが誘ってくれた。
夜行のバスでオアハカを出て朝早くにサンクリに到着してバスを降りてみると
ネパールに似てる!少しヒヤッとした空気感も、山に囲まれている景色も、街の鈍い感じも………あ!人の顔だって似てるぞ!…………
ワタクシはなぜ以前見たことのある自分の狭い経験の中から同類のものを引っ張り出してきて照らし合わせちゃうんでしょうか?
あまりいい癖じゃないんです、
今になってみれば似ている所なんてほぼ山に囲まれている街だっていうことくらいだったんですけどね。

オアハカに比べるとぐっと民族衣装を着ている人たちが増えるし、
人が全体的に小さいよ~小さい!
近くの村々にはそれぞれに個性的な民族衣装があって、それを着こなす姿は小さな子供であっても厳かさを感じさせます。
そして、この街はそれぞれの家に塗られている壁の色が何ともいい色で
「旅は色の経験でもありますよ!」って教えてもらった気がします。
ここの街であきちゃんと別れた後に移った宿の窓からは大きく山の景色がいつでも見えて
壁の色が水色で良い部屋だった。
この壁の水色が上手い言葉が見つからないけど、艶のない穏やかな鈍色の水色で
こんな水色ってどんな絵の具の何色と何色と何色をどのくらいの割合で混ぜると出来上がるんだろうか?
いい色だな~宿に帰る度にそう思うんだから大した壁だ!

色と色の組み合わせ、割合がとてもいいな~そう思わせる壁の色をサンクリでは幾つも経験した、

壁の色が印象的な街サンクリでは美味しいインドカレー屋さんにも出会った。
日本人女性が営むインドカレー屋さんの噂はオアハカでも聞いていたし、後に
メキシコシティーでも話題に登っていた、有名店?
カレーは丁寧に作られた愛情を感じられる味で美味しくて何度か通いました。
豚肉入りの辛いインドカレーは本当に美味しかったな~
「わし!」と自らを呼ぶカレー名人は本人も美味しそう、で、とことん逞しい!

何でしょうか?メキシコのサンクリで本格インドカレーを頬張るという旅の平衡感覚を無くすような組み合わせも又とてもいいな~と感じたのでした。